僕が仕事を辞めた理由【仕事観】
皆さん、明けましておめでとうございます。
どうも、なかた(夫)です。
前回の更新からしばらく経ちましたが、今年は毎週更新をします。
新年最初のブログは、昨年仕事を辞めた理由をお話ししたいと思います。
理由は3つあります。
「労働収入では豊かになれない」
「ホワイトカラーの仕事はなくなる」
「家族の時間を大事にしたい」
興味のある方は、最後まで読んでください。
退職理由1:労働収入では豊かになれない
私は東証一部上場企業の電力会社に勤めていました。小学生の頃からエジソンに憧れ、将来はエンジニアとして働くことを目標に努力を続け、電力会社で働く夢を叶えました。
電力会社に勤務し感じた一番の衝撃は、エジソンのような発明を勤務している職員全員が行っている訳ではないということです。ワクワクするような仕事がないことに落胆したことを今でも覚えています。
ただ、給与も良かったし両親も喜んでいるし、「石の上にも3年」という言葉を安易に信じ、勤務を続けていました。しかし、ワクワクするような仕事が見つかりません。仕事とは何かを考えていた頃、一冊の本にたどり着きました。
それがロバート・キヨサキ著『金持ち父さん・貧乏父さん』です。
改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)
- 作者:ロバート キヨサキ
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2013/11/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
今自分が行っている状況が、『金持ち父さん・貧乏父さん』に記載されている貧乏父さんの状態でした。
衝撃だった言葉があります。
「給与を頂いて仕事をしてはいけない。」ということです。
世界一の投資家であるウォーレンバフェットも「お金を払ってでも、やりたい・続けられる仕事に就きなさい」と言っています。
よくよく考えてみれば、 エジソンは社員ではないく、実業家であることに気が付きました。
ランプを作ったり、蓄音機を作ったり、映写機を作ったり、ワクワクする仕事を進んで行いました。
私もワクワクする仕事を誰かに頂くのではなくて、ワクワクする仕事を作り出す人になろうと独立を決意しました。そんな決意をした時が25歳の時です。
退職理由2:ホワイトカラーの仕事はなくなる
一人でお金を稼ぐようなる。25歳で30歳までに独立すると決めました。
でも何で稼ぐようになるのか考え、取り合えずいろいろなことを始めました。筋トレ、投資などなど。
そこで一つ始めたのがプログラミングです。
サラリーマンの仕事をプログラミングで全自動し、他の時間を作れないかと考えはじめました。やればやるほど理解が進み上達し、自動化が進み、こんなことに気づきます。
「あ、電力会社の仕事はなくなるかも、、、」
労働の種類には大きく分けて2種類あります。「肉体労働」と「知識労働」です。1つ目の肉体労働は、工事現場や工場で働く作業員の総称。この肉体労働を行う人たちのことをブルーカラーと言います。2つ目の知識労働は、会社で与えられた情報を処理する人たち(サラリーマン)の総称。この知識労働を行う人たちをホワイトカラーと言います。
電力会社の人たちは、仕事を社外に発注し、自分たちの手で発電する訳ではないため、ホワイトカラーであると言えます。
ホワイトカラーの企業は、調達業務、経理業務など社内規定がしっかりしおりフローチャートまであります。フローチャートまであればプログラムは簡単です。
しかしながら、私が在籍していた時はフローチャート通りに行うのは、プログラムではなく人間でした。
この業務自動化が進めば電力会社の大半の人は職を失います。電力会社は今後、設備を保有し、社員がほとんどいない投資会社のような状態になる。
では、どのように自分は行動すべきか。
奪われる側ではなく、奪う側になろうと決意し退職届を提出しました。
退職理由3:家族の時間を大事にしたい
最後にもう一つ、家族の時間を大事にしたいと考えたからです。
妻は、結婚と同時に福岡に引っ越してきてくれました。右も左もわからず、友達も近くにおらず毎日ずっと家にいました。話し相手といえば私だけです。
そんな妻を放っておき、プログラミングや筋トレに没頭しておりました。
妻は次第に怒りっぽく、妊娠していたのもあって日に日にイライラが目立つようになりました。夫を蹴り飛ばす妻。妻に怒鳴る夫。毎日ギクシャクしていました。
こんな時に私は、「この借りは、成功してから必ず返すから」と心の中で叫んでいました。今思うと最低な旦那だなと思います。
こんな毎日イライラした生活を送っていた中でガンジーの言葉に出会います。
「明日死ぬかのように今日を生きろ。永遠に生きるかのように学べ。」
明日死んだら、後悔しないかを考えるようになりました。
今しかできないことって何だろう。
「今、妊婦の妻を、子育てをする妻を支えられなければ、明日死んだらきっと後悔する」と考えました。
「他人の人生を生きてはならない。自分のやりたいことをとことんやろう」
息子も無事に生まれ、立ち会うことができました。
子供は成長とともに自分たちの手から離れていきます。自分の手が届く間はぎゅっと抱きしめてあげたい。
仕事を辞めた今、育児を存分に楽しんでおります。寝返った瞬間も、つかまり立ちした瞬間も、離乳食を始めて食べる瞬間も、この目で確かめました。こんな幸せはほかのどこにも転がっていません。
あの時の私に言いたい。
「今日を生きろ。」
まとめ
皆さんいかがだったでしょうか。今回は大きく3つに分けて「労働収入では豊かになれない」「ホワイトカラーの仕事はなくなる」「家族の時間を大事にしたい」記載させていただきました。
当時の自分にもう一言。
「仕事がつらいと思ったときは、踏ん張ってみてください。でも仕事を辞めたいと思ったときは、辞めちゃいなよ。心に手を当てて自分の気持ちにを聞いてみて。辞めたいのは、やりたいことがあるからでしょ。」
自分の気持ちに悩んでる方、後悔しない人生を歩みたい方は、次の一冊を読んでみてください。よりポジティブな気持ちになると思います。